【愛犬のための知識】犬のクッシング症候群について

犬のクッシング症候群について

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犬の場合はそれほど珍しい病気ではないため、覚えておくのがいいと思います。

 

 

 

 

 

 

【クッシング症候群について】

 

クッシング症候群とは、猫よりも犬に多くみられる病気で、特に老犬に多くみられる病気です。

 

副腎皮機能亢進症という、副腎の疾患です。

 

この副腎とは、左右の腎臓のすぐ内側の大動脈と、大静脈のすぐ近くに、それぞれ存在する小さい分泌器官で、多くの働きを持つホルモンが作られています。

 

この副腎の機能に異常が起こる病気です。

 

【クッシング症候群の分類】

 

クッシング症候群は、大きく2つに分けられています。

 

①自然に発症するもの

 

②他の病気の治療にともなう医原性のもの

 

というふうに分れます。

 

そして、自然に発症するものには2つあります。

 

①下垂体の腫瘍が原因のもの

 

②副腎の腫瘍が原因のもの

 

です。

 

また、医原性(治療の副作用で発症した場合)のものには、治療のためにステロイド剤を長期大量に与えたことで発症すものもあります。

 

【原因】

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クッシング症候群は、コルチゾールというホルモンが副腎皮質から過剰に分泌されることにより、発症します。

 

このコルチゾールとは、副腎皮質ホルモンのなかで、最も代表的なホルモンで、身体を活発な状態に保つために、さまざまな作用をします。

 

【症状】

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必ず見られる症状としては、水を多く飲むようになります。

 

水を多く飲みますから、おしっこも多くなります。

 

多飲多尿と言われる症状です。

 

失禁するケースもあるようです。

 

食欲が旺盛になったり、腹部が膨れて目立つようになったりする場合もあります。

 

筋力が低下してジャンプしなくなったり、運動をしたがらないとか、直ぐ疲れて息切れしたりするという場合もあります。

 

他には、小さな怪我が治りにくくなったり、毛を剃った時に発毛してこなかったり、毛の色が正常よりも明るくなったりします。

 

痒みのない脱毛が全身に起こる場合や、脱毛が体の左右対称にみられる場合もあります。

 

あとは、皮膚は薄く弾力性がなくなると言われていますが、一般の飼い主には皮膚が薄くなるという状態の判断は難しいかもしれません。

 

これらの症状を病気としてとらえるには、初期ではればあるほど難しいと思います。

 

日常生活で、愛犬の微妙な変化を見つけられるのは飼い主です。

 

少しでも思い当たるものがあったら、歳だからとか、大丈夫だろうと過信せず、クッシング症候群を疑ってみることも必要です。

 

【検査と治療】

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まず、血液検査で調べます。

 

クッシング症候群とわかったら、自然発症の場合は切除する外科的治療、そして薬での内科的治療とに分かれます。

 

ですが、外科的治療方法は、下垂体にしても副腎本体にしても、極めて難しい手術なので、薬の投与でコントロールする方法が一般的なようです。

 

薬の効き具合は、それぞれの個体差や病状により違うので効きすぎると今度は逆に低下症を引き起こし、虚脱状態から亡くなる場合があるので、病状を見極めたうえで、慎重に投与する必要があります。

 

そのため、投与のための定期的な検査も必要です。

 

次に、医療性の場合は、ステロイド剤の使用をやめる治療から始めます。

 

食事についても気遣いが必要です。

 

クッシング症候群になった犬には、高タンパクの食べ物が良いとされています。

 

高タンパク質は、筋肉の萎縮を防ぎ、皮膚や免疫力をアップする働きがあるからです。

 

しかし、肝酵素が上昇している場合は、高タンパクは避けた方がいいので、血液検査の結果をふまえたうえで、獣医とよく相談しましょう。

 

また、高脂血症と膵炎を発症することが多いため、食事の脂肪分のコントロールも必要です。

 

シュウ酸カリウムによる、膀胱結石を患ってしまう犬もいるので、カルシウム等の与えすぎにも気を付けます。

 

クッシング症候群の症状として、水を多く飲むようになりますが、水は十分与えた方がいいです。

 

このへんのことは、ちゃんと獣医と相談しましょう。

 

【最後に】

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クッシング症候群は、初期の段階では見逃すことが多く、気が付いた段階では見逃すことが多く、気が付いた時には、病状がかなりすすんでしまっていた、ということになりかねません。

 

このようなインターネットの情報だけで判断せず、少しでも異変らしきものを感じたら、動物病院へ受診しに行きましょう。

 

この結果、何もなければそれはそれで安心ですし、思いがけず他の変異が見つかった場合もそれはそれで、発見できてよかったわけですし。

 

もう歳だから、そのせいでちょっと大人しくなったのかなと思わずに、少しでも気になることがあったなら、受診するようにこころがけましょう。

 

それが愛犬のためでもありますし、後になって後悔しないよう、飼い主さんのためでもあるのですから。

 

いかがでしたでしょうか。

次回もお楽しみに

【愛犬のための知識】犬の低血糖症について【愛犬を知る】

犬の低血糖について

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今回は犬の低血糖症についてのお話です。

 

 

 

 

低血糖症とは】

 

低血糖症とは、血液中の糖分濃度が低下してしまうことにより、起こる病気です。

 

脳が活動するには、血液中の糖分をエネルギー源として必要とするため、血糖値が著しく低下すると、その影響を受けて、さまざまな症状を引き起こします。

 

犬の場合、生後3か月頃までの仔犬の時期に多く発生します。

 

しかし、成犬のでも発症があり、他の二次症状として発症することが多いです。

 

【原因】

 

子犬の場合低血糖は、生後3か月までに起こることが多いです。

 

その原因として、長時間食事をとらないことや、寒さのストレス性の腸疾患、先天性の肝疾患などがあります。

 

成犬の場合は、数日間食事をとらなくても、ある程度の時間は血糖値を維持できますが、子犬の場合、血糖値の維持のほとんどを、食事からの糖分吸収に頼っているため、血糖値の維持が出来ずに、低血糖症が発症します。

 

・成犬の場合

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膵臓の腫瘍

 

ホルモン(インスリン)の過剰分泌や、副腎皮質機能低下症などの病気のために、低血糖症を発症する場合があります。

 

他には、母犬がストレスの影響を受けた場合や、大量授乳によっておこる場合もあります。

 

また、糖尿病になっている犬のインスリン治療における、インスリンの過剰投与を行ってしまった場合に、低血糖症が起こる場合もあります。

 

【症状】

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主な症状は、以下のようになります。

 

・ふらつき

・ぐったりする

・元気消失

・食欲消失

・全身性の痙攣発作

・昏睡

などです。

【治療】

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低血糖の治療には、犬の意識がしっかりある場合はブドウ糖を口から投与します。

 

 

意識などが無く、口からの投与が難しい場合は、ブドウ糖の静脈内注入を行います。

 

また、血糖値を上げる作用のあるステロイド剤を注射する場合もあります。

 

食事がとれるようになったら、炭水化物の食事や、ブドウ糖を一日に何回かに分けて、口から与え、発作を防止します。

 

低血糖症を引き起こす原因となる疾患がある場合は、その治療を合わせて行います。

 

【予防】

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子犬の場合は、食事の間隔が長くなると、低血糖症を発症しやすいため、1回あたりのドックフードの量を減らして、食事回数を増やすなど、食事の時間と回数に注意します。

 

自宅で、痙攣や昏睡以外の、先ほどお話したような低血糖の症状がある時は、砂糖水などを舌にたらして、なめさせる症状が進行することなく、回復することがあります。

 

犬が痙攣や昏睡などを起こし、意識がしっかりしていなく、口から砂糖水を与えるのが困難な場合は、すぐ動物病院で処置をしてもらいましょう。

 

成犬の場合は、他の病気が低血糖症の原因となることが多いため、定期的に健診を受けるとが重要となります。

 

【最後に】

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低血糖症も対処が遅れると死んでしまうことがある怖い病気です。

 

子犬は、食事の回数を多く取るようにして、低血糖になることを予防することが、大事です。

 

成犬も含め、他の病気が原因になっている場合もあるので、やはり定期健診を受けることが、予防の観点でも、原因の早期発見の観点でも大事ですね。

 

あと大事なのは、犬の体を冷やさないことです。

 

体が冷えると、冷えた体を温めようとして、エネルギー消費も多くなるので、低血糖症になり易くなるからです。

 

特に冬は部屋を暖かくして、犬の体が冷えないように注意しましょう。

 

いかがでしたでしょうか。

 

次回もおたのしみに。

 

 

 

 

【愛犬のための知識】寒い季節に多い犬の病気【犬を知る】

寒い季節に多い犬の病気

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今回は、寒い季節に多い犬の病気のお話です。

 

【寒い季節に多い病気】

 

1.関節・神経系の病気

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これは特に老犬や肥満気味の犬に注意が必要です。

 

犬も老いてくると神経痛になったりもします。

 

そして老犬は、約80%が後ろ足から弱ってくるといわれています。

 

老化によって、骨・筋肉・関節が弱ってきますが、人間と同じで犬も関節炎になったり、老齢性の変形関節症になったりします。

 

注意することとして、愛犬が寝起きで急に動かないようにすることです。

 

寝起き後はすぐは体がこなれていませんし、実際、寝起き後すぐに片足をあげたりビッコを引く場合が多いです。

 

肥満気味の犬は、体重が重いと関節に負担がかかるため、体重コントロールに気を付けなければなりません。

 

肥満にさせないようにしましょう。

 

そして、床は滑りにくいよう、カーペットを敷くなり、滑り止めを張るなり、何かしら工夫しましょう。

 

そして、動物病院で定期健診を受けるのがいいです。

 

2.心臓循環系の病気

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ヒートショックが起こり易くなるなど、寒さは心臓に大きな負担をかけます。

 

そして心臓病は、病状が進むまで気付きにくいという特徴もあります。

 

下記のような症状が見られたら、動物病院で健診をした方がいいです。

 

・散歩に行きたがらなくなる

 

・大丈夫だった段差がのぼれなくなる

 

・短期間での体重減少

 

・興奮時や水を飲んだ後に出る咳や、吐くような症状がある

 

・頻呼吸

 

・呼吸困難

 (異常な呼吸・ウロウロ落ち着かない)

 

・チアノーゼ

 (歯茎や舌が紫色になるなど血色が悪い)

 

・失神(急に倒れる)

 

・腹囲膨満や浮腫

 (腹水・胸水・皮下浮腫)

 

などですが、特に老犬があれば、定期健診がポイントですし、変だと思ったら早く動物病院へ受診しましょう。

 

手作り職の場合は塩分過多に気を付けることと、こまめな体重計測による体重の把握、急な寒暖差に十分気を付けましょう。

 

3.呼吸器系の病気

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寒くなると、呼吸器への刺激が強くなるので、呼吸器の病気になりやすくなります。

 

例えば、急性気管支炎になると、急に冷たい空気を吸い込んだ後や、散歩や運動のあと、食事や水を飲んだ後、リードを引っ張って乾いた咳をしたり、下を向いて吐くような咳をすることがあります。

 

症状が進行すると、痰が絡んだような湿った咳に変わり、急性気管支炎を繰り返してると、慢性気管支炎になったりもします。

 

他の呼吸器系の病気も頻繁に鼻水が出たり、よく咳をしたりするようになるので、気になる症状があったら、動物病院で早めに受診しましょう。

 

肺炎や、細胞性・ウィルス性の病気が原因になっている場合もあります。

 

部屋の空気の換気や、乾燥しすぎないよう加湿に気を配るようにして予防に努めましょう。

 

4.泌尿器系の病気

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寒い季節になると、泌尿器の病気にかかりやすくなります。

 

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尿石症や膀胱炎などの、下部尿路疾患にかかりやすくなるのですが、原因としては、飲水量が減ることが関係しています。

 

飲水量が減ると、尿量が減り、そうなると尿が凝縮されて結晶ができやすくなるからです。

 

そして、結晶には下記のようなものがあります。

 

・尿のphが高く(アルカリ性に)なると、ストルバイト結晶ができ易い

 

・体質や尿のphが低く、酸性になるとシュウ酸カリウム結晶ができ易い

 

そして、結晶の表面は凹凸になっているので、細菌が繁殖しやすいのですが、そのままにしておくと、膀胱炎になる可能性があります。

 

また膀胱炎になると、細菌によって尿のphが高くなるため、ストルバイト結晶ができやすくなります。

 

つまり、尿石症と膀胱炎は、相互関係にあるともいえるのです。

 

・頻繁におしっこに行く

 

・おしっこに時間がかかる

 

・おしっこ姿勢をとっているのにださない

 

・おしっこの時に痛そうにする

 

・尿に血が混じっている

 

などの症状が見られたら、早く動物病院で受診しましょう。

 

予防としては、ちゃんと水分を取らせることなので、ドッグフードに水分を含ませたり、トッピングでゆで汁を少しいれて味付けをするようにしましょう。

 

5.伝染性の病気

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寒い季節になると、空気が乾燥することによって鼻や喉の粘膜の働きが弱くなってるのもあって、細菌がウィルスへの抵抗力が低くなりがちになります。

 

体力のない仔犬や老犬は特に注意が必要で、予防接種をしていない犬も特に注意が必要です。

 

人間と同じで犬が多く集まる場所も感染率が上がっているので、ペットホテルやドッグランも注意が必要です。

 

元気がなくなったり、発熱があったり、下痢や嘔吐・血便があった場合は動物病院を受診しましょう。

 

ワクチンには、5種・8種・9種などがあります。

 

数字が大きいほどいろいろな感染病に対応していますが、その分ワクチン代と副作用の可能性は高くなります。

 

何種混合のワクチンを打てばいいかは、犬の年齢や、生活環境で考えればいいだけです。

 

狂犬病のワクチンは毎年接種ですが、その他ワクチンは仔犬の時に1回目を接種したら、その後4回目までの接種は、1か月位の間隔で接種し、そこからの追加接種は1年後ぐらい、それ以降の追加接種は3年以上あけて接種する。

 

というようなガイドラインがあります。

 

1度の接種では、十分な抗体ができないので、このような感じになっているのですが、このへんは獣医師によって飼い主さんの考えや、獣医師さんの方針と照らし合わせて相談したりしながら動物病院を選ぶのがいいと思います。

 

予防法としては、やはりワクチン接種をすることと、ワクチン接種を義務付けているペットホテルやドッグランを選ぶと、後は日々の健康に気を付けて抵抗力が落ちないように心がけることです。

 

【最後に】

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寒い時期は、乾燥や冷たい空気が喉などの粘膜を刺激して、気管支炎になり易いですし、抵抗力が落ちたところにウィルスなどにも感染しやすいことがわかりました。

 

寒いせいで運動不足にもなり易いため関節や神経の病気にもなりにくく、水もあまり飲まなくなり易いことで、泌尿器系の病気にもなりにくくなり易くなります。

 

これらの病気を予防するためには、愛犬に水分補給させることを意識し、部屋の湿度や温度にも気を配りましょう。

 

必要に応じて暖房機器だけでなく、加湿器をしようすることです。

 

おしっこをすることも大事ですから、いつでも家の中でトイレができるのがいいですし、関節を傷めないためにもカーペットを使うようにしましょう。

 

 

 

【愛犬のための知識】犬の「てんかん」

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犬の「てんかんf:id:saria112:20211216214456p:plain

今回は犬のてんかんについてお話です。

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てんかんとは】

 

 

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てんかん」とは、発作的に繰り返される「全身性の痙攣」や「意識障害」を主な症状とする「脳疾患」です。

 

犬において、最も一般的な発作の原因とされています。

 

発作の発症は、

「5歳齢になるまで見られない」こともありますが、「6か月~3歳齢の間に初めて起こることが多い」ようです。 

 

【原因】

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原因には、以下のものがあります。

 

・真正てんかん

・症候性てんかん

・潜因性てんかん

 

『真正てんかん

 

原因は不明です。「遺伝性要因が関与する」と言われています。

 

『症候群てんかん』は

 

「脳腫瘍」

脳炎

水頭症

「外部による脳障害」

など、脳疾患の経過中に起こります。

 

「潜因性てんかん

 

「症候性てんかんが疑われる」ものの、各種検査上明らかな異常が認められず、「真正てんかんに見えるもの」をいいます。

 

【症状】

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「発作の前兆として見られる症状」と「発作の症状」には以下のようなものがあります。

 

・落ち着きがない

 

・口をくちゃくちゃさせる

 

・よだれがでる

 

・手足や顔面等の一部に痙攣をおこす

 

・全身痙攣を起こす

 

・意識消失

 

・後弓反張(後ろにのけぞる)

 

・遊泳運動(手足を無意識的にバタバタさせる)

 

・一定のところで自分の尾を追いかけてクルクル回る

 

発作には

 

「全身性の発作」と「軽度な発作で意識が消失しないもの」があります。

 

発作中には、「尿や便をもらしてしまう」こともあります。

 

発作が起きると

 

「一時的に意識がなくなる」こともありますが、通常は「数秒~数分でおわり」、その後は何事もなかった様に過ごします。

 

重度の場合は、「短い間隔で何度も発作を繰り返したり、長く続く発作」となることがあります。

 

【診断】

 

発作を引き起こす「他の疾患との鑑別」が必要です。

 

鑑別には

 

「病歴の確認」

「一般身体検査」

「神経学的」

「血液検査」

「レントゲン検査」

 

などの、あらゆる検査が必要となります。

 

これらの検査により、異常が認められなかった場合は、「CT検査」「MRI検査」などの検査が行われます。

 

【治療】

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治療には、以下のものがあります。

 

・内科的治療

 

てんかん」の原因が分かる場合には、その治療を行います。

 

「抗てんかん薬」は、てんかんを治すための薬ではなく、発作を起こりにくくするための薬です。

 

「薬の継続期間」などは、犬の「発作の頻度」や「状態」などによって異なります。

 

治療方針についてはかかりつけ獣医師とよく相談しましょう。

 

【最後に】

 

原因不明の「てんかん」の発症を、完全に防ぐことは難しいとされています。

 

そのため、

 

発作の回数の減少

発作の持続時間の短縮

発作の程度を軽蔑する

ことを目的として、「抗てんかん薬」でコントロールしていきます。

 

すで投薬を開始している場合は、発症が現れなくなっていても「飼い主の独断で投薬を中止しないようにする」ことが重要です。

 

「投薬期間」

「投薬時間」

「投薬量」

などを、しっかりと守ることが重要となるので、かかりつけの獣医師を支持に従いましょう。

 

「コントロールができている状態」であれば、その犬を「予後は良好となります」が、

「重積発作が続くような状態の場合」は、「予後が不良」となることがあります。

 

また、てんかん発作は、

 

「ストレスなどの精神的な問題」や「天候などの周囲の環境が引き金となって発生することもある」ので、犬に負担をかけないように生活することも大切です。

 

 

もし、発作が起こってしまった場合は、

「どのような症状か」

「どれぐらいの時間発作が続いたか」

などの「詳細な情報を記録すること」がその後の治療に役立ちます。

 

 

また、発作発症時は、犬が頭をぶつけたり、高いところから落ちたり、など「二次的な事故を起こさないように」飼い主は慌てず注意してあげてください。

 

いかがでしたでしょうか。

次回もお楽しみに。

 

 

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【最新版・犬種図鑑】ミニチュア・シュナウザー【犬を知る】

老人風の顔が特徴!ミニチュアシュナウザー

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テリアの中で人気高いミニチュア・シュナウザーの魅力とは?

 

  ←おすすめのごはん

 

おじいちゃんみたいな顔が特徴ですよね。

 

実は、シュナウザーには3種類の犬種があります。

 

 

元祖は、スタンダード・シュナウザーです。改良して、ミニチュア・シュナウザージャイアント・シュナウザーが誕生しました。

 

 

この記事ではこれから、シュナウザーを飼ってみたいと方のために、3種類の特徴や歴史や、シュナウザーの飼い方のコツを伝授していきます。

 

 

シュナウザーから愛される、素敵な飼い主のを目指しましょう

 

 

シュナウザーの特徴:3種類で大きさが全然違う】

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ミニチュア・シュナウザー

 

 

サイズ:小型犬

体高:オス 30~35cm メス、オスよりも小さい

 

体重:オス4~8kg メス オスよりも小さい

 

■スタンダード・シュナウザー

 

 

サイズ:小型犬

体高:オス45~50cm メス オスよりも小さい

 

 

体重:オス14~20kg メス オスよりも小さい

 

ジャイアント・シュナウザー

 

 

サイズ:小型犬

体高:オス58~71cm メス オスよりも小さい

 

 

体重:オス20~25kg メス オスよりも小さい

 

 

3種類のシュナウザーは、それぞれの犬種でだいぶ大きさが違うのがわかります。

 

 

ジャイアント・シュナウザーミニチュア・シュナウザーを比べてみると、体高は2倍、体重は5倍程度あります。

 

 

長い眉毛と長いひげをたくわえた特徴のある風貌は、まるで賢い哲学者のようです。

 

 

シュナウザーの名前は、ドイツ語で「口ひげ」を意味する「シュナウツが」由来です。

 

 

 

シュナウザーは、とても知能が高く、教えたことは着実に吸収します。

 

 

礼儀正しい気質を持っているので、決まった時間にいつも行動をしないと、機嫌が悪くなるほどです。礼儀知らずの態度には、犬にも人にも厳しい態度を見せることも。

 

 

長いひげを生やした厳格なおじいちゃんのようです。

 

 

ネズミ狩りや家畜の番をする使役犬グループに分けられていて、どのようなシュナウザーも筋肉質で、しっかりとした骨格が特徴です。

 

オスの方がメスよりは大きく頑固な印象です。ネズミを獲る際に怪我をしないように、眉毛や口ひげがあるのです。

 

 

シュナウザーの被毛はダブルコートで、密集したアンダーコートとざらざらした手触りのワイヤー状のオーバーコートが特徴です。

 

 

毛色は、ソルト&ペッパーやブラックが中心です。

 

 

ミニチュア・シュナウザーは、ソルト&ペッパー、ブラック&シルバーがほとんどです。まれにソリッドやホワイトも販売されています。

 

 

シュナウザーの歴史:ネズミ獲りが得意な犬種】

 

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原産国:ドイツ

用途:作業犬、 番犬

 

 

三種類のシュナウザーはドイツが原産で、優秀な作業犬の番犬として飼育されていました。

 

 

シュナウザーの原型となったスタンダード・シュナウザーは、14世紀にはすでに存在していた記録が残っています。

 

 

その大きさから、狩猟犬としても活躍していました。

 

 

ミニチュア・シュナウザーは、19世紀後半になってから、スタンダード・シュナウザーと、テリアの血統を引いている小型犬のアーフェン・ピンシャーや、プードルを交配させて、小型化されました。

 

 

ネズミ獲りが得意で農場で活躍していました。日本では、スタンダード・シュナウザーはほとんどみられることはなく、超希少犬種です。

 

 

飼いたい場合は、シュナウザーのドッグショーに行き、ブリーダーさんに相談したり、海外のブリーダーさんから輸入したりする方法があります。

 

 

ジャイアント・シュナウザーは、17世紀から19世紀初頭にかけて作出されたといわれています。

 

 

スタンダード・シュナウザーと、グレートデーンやウルフ・スピッツポインターといった複数の大型犬を交配させて体を大きくし、牧牛犬として使われていました。

 

 

警察犬や護衛犬や救助犬としても活躍の場を与えられました。

 

 

ミニチュア・シュナウザーは、家庭犬として、またショードッグとして多く飼育させていますので、最も入手しやすい犬種です。

 

 

日本には戦後アメリカ人が持ち込んだのが始まりで、2000年頃から人気が出始めた犬種です。

 

 

 

ジャイアント・シュナウザーは、一部の愛好家によって家庭犬やショードッグとして、少数頭が飼育されています。

 

2014年度ジャパンネルクラブのスタンダード・シュナウザーの登録数は138犬種中、番外です。

 

 

ジャイアント・シュナウザーの登録頭数は、138頭中31頭です。

 

 

 

それに対して、ミニチュア・シュナウザーは、138犬種中、9位で7994頭と、3類の中で最も登録頭数が多いことがわかります。

 

 

 

シュナウザーの性格:四方八方に気が回る】

 

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シュナウザーの性格は、いつも平静さを保っているわりに、かなりの遊び好きな性格です。また、警戒心に富んでいる性格から、四方八方に気が回るので、素早く走り回るネズミをいち早く発見して捕獲できました。

 

 

シュナウザーにとって、ネズミ獲りはあそびだったのでしょうね。

 

 

家庭犬としても優秀で、しつけをよく覚え、きちんと守り続ける素直な性格を持っています。

 

 

しかし飼い主がルーズな生活リズムだと、ストレスを感じてしまうとという、なんともまじめな性格だ、とも言えますし、自己主張する性格だとも言えます。

 

 

そして不作法に近寄ってくる犬には、容赦なく威嚇して吠えることもある、厳格な性格を備えています。

 

 

飼い主以外の人には、警戒心を見せることがありますので、犬を理解していない人に、無駄に触らせる必要はありません。

 

 

シュナウザーのこういった性格から、攻撃性や無駄吠えするように見えることもありますが、闘犬のような攻撃性はなく、幼犬の頃から社会性を学ばせておくことで、警戒心を必要以上に出させなくし、無駄吠えを予防できます。

 

 

シュナウザーは、飼い主に対して、とことん尽くす献身的な性格で、子供のお守までするという優しい性格です。

 

 

特にミニチュア・シュナウザーは、甘えん坊な性格ですので、飼い主といつも一緒にいたがります。

 

 

シュナウザーの性格まとめ

 

平静

遊び好き

まじめの反面、自己主張が強い

警戒心強い

厳格

献身的

優しい

 

シュナウザーの平均寿命とかかわりやすい病気】

 

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ミニチュア・シュナウザーとスタンダード・シュナウザーの平均寿命は12~14年度と考えられているようです。

 

 

 

いずれのシュナウザーも、体は丈夫であまり病気はしません。

 

 

先天的な病気もなく、とても飼育しやすい犬種です。

 

 

 

シュナウザー共通で気を付けてあげたい病気として、皮膚疾患で外耳炎、耳ダニといった耳の病気があります。

 

 

 

週に1~2回、丁寧にコーミングし、耳毛は適宣抜き、イヤークリーナーなどを利用して、菌が繁殖しないように手入れをして予防します。

 

 

 

ミニチュア・シュナウザーに関しては尿路結石にかかりやすいので、水分をしっかり摂らせます。

 

 

定期健診では、尿検査を受けさせて予防します。

 

 

フードを水やお湯でふやかし、積極的に水分を提供してあげましょう。

 

 

またどの犬種でもそうですが、老犬になってくると白内障にも注意が必要です。

 

 

特にミニチュア・シュナウザーは若年性・白内障になりやすいです。

 

 

野外の光では強すぎて、ひとみが小さくなってわかりにくいため、室内光の下で瞳が白くなっていないか、定期的にチェックしてあげましょう。

 

 

 

シュナウザーの飼い方のコツ】

 

 

規則正しい生活を

 

 

スタンダードとジャイアント・シュナウザーは、野外と室内飼育のどちらにも対応できます。中型・大型犬ですので、どちらかというと犬を一度は飼ったことのある人に向いています。

 

 

ミニチュアはシュナウザーの中でも、一番飼いやすい犬種です。

 

 

初めて犬を飼う人でも、問題なく飼育することができます。

 

 

ミニチュア・シュナウザーを飼うなら、室内飼育が理想的です。

 

 

体臭も少なく、抜け毛も少ないので手入はラクな方です。

 

 

また、甘えん坊で遊び好きの側面もありますので、あまり留守が多い家庭よりも、いつも誰か家にいた方が安心して暮らすことができます。

 

 

子供さんがいる家庭にも向いている犬種です。シュナウザーは、まじめで自己主張が多いですから、飼い主は朝・夕の散歩、食餌のタイミングなどをあまり変えずに、規則正しい飼育をしましょう。

 

 

運動は、1日に30分を2回程度行いますが、運動不足になるとストレスから無駄吠えしやすくなります。

 

 

知的好奇心を満たすような遊びや、長距離の歩行散歩が向いています。

 

 

被毛の手入れで注意したいのは、口ひげと眉毛です。

 

 

ご飯の時に汚れやすいので、食餌の跡は濡れタオルで拭いて雑菌が繁殖しないようにします。

 

 

数か月に1度のトリミングも必要です。行きつけの「犬の美容室」を作っておくと、いろいろな相談もできますよ。

 

 

シュナウザーには、リーダーシップをとり、家族で一貫したしたつけを行いましょう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【最新版・犬種図鑑】シーズー【犬を知る】

穏やかでそっと寄り添ってくれる🥰

人懐っこい性格がキュートなシーズーの特徴🥰

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おちついて人懐っこい性格を持つシーズーは、世界でも流行に左右されることなく長年人気を集めています。

 

シーズーは人好きですが、一人で過ごす時間もそれほどストレスなく過ごせるタイプです。

 

  おすすめのドッグフード

 

【感情深いシーズーは小型犬ながら落ち着いた性格】

 

シーズーの外見をあらわす言葉として、「頭部はライオン、骨格はクマ、足はラクダ、動き方は金魚」

というものがあります。

 

平均的な体重は5~7kg

体高は20~80cm

 

 

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小柄な足は太く短め、

キュッと詰まったようなコンパクトな体つきですが、見た目以上にがっしり、ずっしりしており、骨太で肉付きがいいタイプです。

 

被毛は上毛と下毛のダブルコートとなっており、下毛は非常に柔らかな毛が密集し、高い保温効果を持っています。

 

上毛は長く豊かな毛が生えてボディを覆い隠しており、その色は多種多様。

 

パーティーカラーの場合、顔のぶれーず(両目の間から鼻先まで白い線)や尾の先端が白いものがよいとされています。

 

顔面にも放射状の長毛が生え、その様子が菊の花にたとえられることもあります。

 

シーズーの生まれた歴史】

 

 

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シーズーの歴史は中国

 

その歴史の始まりは、17世紀までさかのぼるもので、チベット地方のラソアプソと中国のペキニーズの混血だと考えられています。

 

当時は非常に神聖な存在とされ、中国で神聖なものとされる空想の動物「獅子狗」とも言われています。

 

深い親交のあったチベットが中国の皇帝に「魔よけ」のためにラソアプソを献上することがあり、その当時宮廷で飼われていたペキニーズとの間でシーズの祖先が生まれたとされています。

 

そんなシーズーは、特に1800年代から1900年代初頭の西太后時代に宮廷などで貴族を中心に愛されるようになりました。

 

しかし、1911年に革命が起きた時宮廷内にいたほとんどのシーズーが殺されてしまうという悲劇が起こります。

 

さらに、1950年代に起きた共産党主義革命の時には「犬を飼うことは退廃の象徴」とされ、一般家庭にも広まっていたシーズーをはじめとする多くの犬が虐殺されてしまいました。

 

こうした悲劇により、シーズーの歴史は一旦後退しますが、それ以前にわずかにヨーロッパに渡っていたシーズーの繁殖が行われ、徐々に世界中に広まっていきます。

 

1960年代に入るとアメリカでシーズーの人気が高まり、AKCにも認定登録されました。それ以降は各地で人気が高まり、現在まで人気の愛犬として地位を誇っています。

 

シーズーの性格:どっしりタイプで飼いやすさトップクラス」

 

シーズーは家族に対する愛情が深く、飼い主に対して強く信仰を寄せるタイプの犬種です。

 

しかし、慎重な性格を持っていることから飼い主に対する信頼をおくまでに少し時間がかかる場合があります。

 

心を開いたシーズーはとても甘えん坊な顔を見せてくれる愛くるしい存在です。

 

家族に対して陽気な表情を見せたり、膝の上でゆったりと休んだり、動と静を兼ね備えた性格とも言えます。

 

室内での遊びなどは好むものの、他の犬種と比較する活動性がやや低く頑固な性格という特徴があるので、しつけなどはやる気を引き出すことが難しい場合も。

 

気長にじっくり取り組むことが大切です。

 

シーズーの寿命はどれぐらい?】

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シーズーの一般的な寿命は11~15歳前後。しかし個体差も大きく、長寿になる犬が多いのもシーズーの特徴。

 

20歳くらいまで生きる犬もそう稀ではありません。

 

シーズーの気を付けるべき病気】

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皮膚がべたつきやすいため、油漏症や外耳炎にかかりやすく、毛が柔らかくてもつれやすいのでこまめなブラッシングやケアが欠かせません。

 

小さなうちからブラッシングに慣らせるために、トリミングに出すだけでなく、家族でしっかりと練習しておきましょう。

 

シーズーは目が大きいという特徴から眼瞼内反症や進行性網膜萎縮症、乾性角膜炎など、目の病気にかかりやすい犬種です。

 

目やにや涙の出方に変化を感じたときは、定期的な健康診断とともに眼科検査を受けるようにしましょう。

 

また、チベットの寒さを超えられるよう密集した毛が生えており、暑さ弱い傾向にあります。そのため、夏場の熱中症や脱水症状には特に注意が必要。

 

室内の温度調整にはしっかりと気を配ってあげましょう。

 

シーズーの飼い方の向いている家庭】

 

小柄でおっとりとした家族犬ですが、適度な運動が欠かせません。

 

激しい運動は必要ありませんが、毎日の軽い散歩や室内での遊びなどを取り入れるようにしましょう。

 

シーズーは子供に対してはとても優しく、穏やかに接することができるので、さまざまな年齢層、家族構成の家庭に向いている犬種です。

 

シーズーを購入するときの一般的な値段の相場】

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シーズーをペットショップやブリーダーの元から購入する際の値段の相場は8~20万と言われています。

 

性格や毛色、先天性疾患の有無などによって大きく値段は変わるので、その値段なりの理由をできるだけ確認するようにしましょう。

 

シーズーに限らず、「安いと悪い犬」「高いと良い犬」というわけではありませんが、値段設定についてはぐらかすような受け答えをされた場合は、あまり信頼できない発信元である可能性も。

 

飼育を始めてからも相談できるような信頼できるブリーダーなどを時間をかけてでも探すことをおすすめします。

 

シーズーの特徴と魅力まとめ】

 

シーズーは歴史上多くの人から愛でられ、可愛がられてきた存在です。

 

王室や宮廷で暮らしてきたこともあるのか、やや頑固でプライドが高い気高さも持ち合わせていますが、基本的には人間に対し、敵対心を持ちにくく攻撃性を見せることもありません。

 

気品があり穏やかで人懐っこい性格のシーズーは我が家の天使になること間違いなしです!

 

いかがでしたでしょうか?

 

わたしの中では、シュナウザーがお爺さんみたいな見た目で、シーズーがお婆ちゃんみたいな見た目の犬という感じでした。(笑)

 

みんな本当にかわいいですね。

 

おすすめのドッグフード↓

 

http://www.nelsonsdogfood.jp/7500/

 

 

 

 

 

 

【虐待問題】子供が家で虐待を受けているかどうかの見抜き方

子供が家で虐待を受けているかどうかの見抜き方

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まだ1歳にもならない幼児を床に叩きつける、3歳の幼い子供がお風呂で熱湯をかけられるなど、死に至るような子供の虐待に関する情報は目を塞ぎたくなります。

 

しかし、自分の意思を伝えられる年齢になっていても、子供たちは親から虐待を受けていると訴えることがほとんどありません。

 

一番大好きで頼らなければならない人が、怒っているのは、自分が悪いからだと思っているのです。

 

親を庇うために、どんなに辛くても耐えてる子供たち。

 

虐待が発見されるケースは、ほとんどが病院や学校の先生方から子供の身体に付いたアザや傷をみてからです。

 

しかし、子供たちが深刻な状況になってからでは遅いのではないでしょうか。

 

日常に子供たちと接している先生たちは、30人いる生徒の家庭状況まで気遣うことができないと思われますが、意外に虐待されている子供を見抜ける方法があるのだそうです。

 

それはどのような方法でしょう。

 

「先生を庇って傷つけてごらん」

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と子供たちにゲーム感覚で気軽に問題を投げかけます。

 

するとゲームだと思っている子供たちは、素直に家庭で叱られている内容で先生に悪口や罵倒を繰り返すそうです。

 

子供に対して、虐待を受けているのかと真顔で質問すると、身構えてしまいますよね。

 

そして幼いころから虐待を受けている子供は、何が虐待なのか理解していないかもしれません。

 

この方法だと、素直な自分が出てくるの真実が見抜けるそうです。

 

この方法は保護者の方が試すのもおすすめですね。

 

普段自分がどのように子供を叱っているかと認識することができますし、言われた気持ちを理解できます。

 

実際にやってみた結果

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次男にこの方法を試した投稿者さん。

 

この口調は、お母さんにこのように注意されて傷ついているようですね。

 

そして、次男さんの気持ちも理解できたようです。

 

「最近なるほどと思ったのは担任の先生が、生徒が普段どんな叱られ方をしてるうのか知りたい時に正攻法から聞きださず、ゲーム感覚で「先生をしかって傷つけてごらん」というとその子が親に言われて傷ついていた言葉が主語に置き換えて出てくるというもの。これで虐待が見抜けるかもしれない。すごい!」

 

「ちなみに次男に試しに聞いてみたら「いっつもだらしないんだから!」って叱られて自分も思いたる節があって普通にへこみました笑」

 

平和なご家庭です。

 

この投稿には多くの声が寄せられました

 

2歳のうちの子に叱られました。

「なんでするの~!おかあさんわるいこ!」

うっとなって反省します。

 

・親は大したことではないと思っていても、子供は重く受け取っている。

こういうすれ違いは多くあるのでは?

 

・子供が自分で言いそうもない悪態、罵声を発した時

「おうちの人がいうの?」

と尋ねますね。

すると100%黙ります。

あたりです。

 

ゲーム感覚や言葉の気づきで虐待を発見できても大切なのはその後の反応です。

 

意見をよさられた方々は自分から理解しようとされましたが、本当に虐待している親にどのように子供の痛みを理解させてあげればいいのでしょうか。

 

先生や地域の方々、行政の力で子供たちを守っていきたいですね。

 

いかがでしたでしょうか?

 

これはぜひ試してみるといいですね。